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「地震地域係数」って何?

STORY

こんにちは、アスカ工務店の遠藤です。

 

「地震地域係数」って何でしょう?

2016年4月14日に熊本県地震が発生し、この時にも気になっていたのが「地震地域係数」という数字です。

能登半島というと風光明媚な観光地というイメージですが、今年1月1日にマグニチュード 7クラスの地震が発生しました。
近年でも2007年能登半島地震(マグニチュード 6.9、最大震度 6 強)、2023 年 5月 5 日には、マグニチュード 6.5、最大震度 6 強の地震が発生しています。

頻発とまでは言い切れませんが、地震に対して注意を要する地域でした。
今回の地震で、前述した熊本地震でも気になった「地震地域係数」という言葉。

地震地域係数 (河北新報HPより)

ネットからの情報によると、「地震地域係数」とは、建築基準法施行令で「その地方における過去の地震の記録に基づく震害の程度、及び地震活動の状況、その他地震の性状に応じて、1.0 から 0.7 までの範囲内において国土交通大臣が定める数値」と規定され、構造計算上必要とされている耐震強度を、数値に応じて低減できるというものです。

構造計算上の耐震強度の軽減?

 

能登半島地震 現地視察より

先日のブログで能登半島の輪島市に向かい、その現地視察で見た被害状況など書きましたが、耐震強度の軽減どころか、強度の増強が必要なのでは無いかと思いました。

よく、地震や最近頻発している雨風による災害が発生すると、ニュースなどで「想定外」と言われたりしていますが、近年の災害は想定外が多すぎます。

これも地球温暖化の影響か? それは次の機会にしますが。

いずれにせよ、新築はもちろん、既存住宅の耐震診断、耐震改修は必須ですね。

少し、バタバタ書いてしまいました。