ナチュラルアスカの家

代表遠藤のプロフィール

 

はじめまして、アスカ工務店 代表の遠藤です。

 

唐突ではございますが、少し私の事をお話してもよろしいでしょうか?
なぜ私は安定したサラリーマンを捨て、
「人に優しい自然素材・断熱性能だけでなく家を “長持ちさせる断熱材” にこだわった家」
を建てる為に独立し、工務店を始めたかお話させていただきたのです。

 

私は平凡なサラリーマンの父と母の間に長男として生まれました。弟との二人兄弟です。
ちょうど日本は昭和の高度成長期時代の真っ只中、私は何一つ不自由なく育てられました。

私の隣に父、抱いているのは弟  昭和38年頃撮影
父の仕事の都合で愛知県春日井市にて

その後、地元の富士市立富士第二小学校から富士市立富士南中学校、静岡県立富士高等学校に進学しました。

左から二番目が私  中学三年生頃
友人達とともに

 

当然、次は大学に進むことが私や両親の希望でした。
私には将来グラフィックデザイナーになりたいという夢があり、
美術大学に入ってデザインの勉強がしたかったのですが、どうしても才能と己の力量不足を感じ、
1年浪人生活を送った後、大学受験を断念いたしました。
当時、私もガッカリしましたが、おそらく両親はもっとガッカリしたのではないかと思います。

そんな気まずさや挫折感もあり、東京で3年程今でいうフリーターのような生活をしていましたが、
ある日思い立ち地元の富士市に帰り、叔父の生コン製造会社(スルガ生コン)へ就職。
そこを退社後に知り合いの工務店(函南町の和泉工務店)で工事の経験を積み、
富士市のリフォーム会社(デグチホームズ)でリフォーム現場の建築を学びました。
和泉工務店にいた頃、時代はまさにバブル全盛期でした。
現場が伊豆半島に近かった為、別荘建築を数多く建てました。
今当社で建てている「自然素材の家 ーナチュラルアスカの家ー」のデザインのヒントは
この時期に育まれたのではないかと思います。

和泉工務店の現場監督時代
バブル絶頂で仕事はひっきりなしにあったこの時期、私は建築について一番多くを学びました

 

その後富士市に戻り「デグチホームズ」でリフォーム工事や改修工事、店舗の工事などを多く経験しました。
そして和泉工務店からデグチホームズと新築やリフォーム工事をこなしていくうちにある疑問を感じるようになりました。

「なぜ、今、建てている家は床が無垢ではなくフローリングなんだろう?」
「なぜ、壁紙は石油臭いビニールクロスなんだろう?」
「大きな地震が来ても台風が来ても安心な家とは?」
「本当にこの家は30年・40年後もしっかりと丈夫に建っているのだろうか?」

というような事をサラリーマンの自分は漠然と考えていました。
でもこの時には、まだその答えを見つける事が出来ませんでした。
まだまだバブル景気の影があり、そのような事をじっくり考えるような余裕は私にはなかったからです。

 

お施主様に「無垢の床を使いたいのですが、どうでしょうか?」と言われても
「無垢材は値段が高いですよ。」とか「後で反ったり割れたりしますよ。」と。
当時、まだ変形の少ない乾燥された無垢材が少なかったという事もありましたが、
後のクレームが怖くてお客様に言い訳のような事を言っていました。

 

その後33歳で独立しましたが、先程の疑問を感じながらもお施主様からの依頼どおりの家を建てていました。
そんな私に答えのヒントになるような事が起こります。
それは平成15年に施行された「シックハウス対策に関わる法令」です。
この頃、新築住宅に住んで体調が悪くなったというシックハウス症候群に関するニュースがたくさん報道されていました。

 

私が自然素材を使った家(ナチュラルアスカの家)を当社のメインとしてお客様へお薦めしようと思った
大きな理由の一つはあるお施主様の言葉でした。

「遠藤さん、私の甥はひどいアトピー性皮膚炎とアレルギーがあります。
ナチュラルアスカの家は彼を連れてきても大丈夫でしょうか?」

このお施主様の甥っ子は自宅新築時に入居後体調を崩し、
その原因のビニールクロスを全て自然素材のものに貼り直した後、やっと生活できるようになったそうです。

 

私はお施主様の家をボンドを使わない素材はもちろん、出来るだけ化学系の建材を使わないように建てました。
床は無垢材、壁は珪藻土塗りで。
お引き渡し後、甥っ子さんが訪ねてきても問題なかった事をお聞きしとても安心した事を覚えています。

 

ナチュラルアスカの家を自然素材で(部分的ではなく全室)施工しようと思ったのはこの時のお施主様の一言から始まっています。
アトピー性皮膚炎やアレルギー持ちの方に関わらず、健康体の人でも家に住んでいる以上、その影響は受けるそうです。
人は日常生活で壁や床を触ったり呼吸したりして、気付かないうちに体に取り込んでしまうからです。
原因の分からない頭痛やイライラなど経験ありませんか?
化学薬品はいくら国の基準値を下回ったものを使っても、数が多ければ人体に影響が出てしまいます。

 

そして、私のもう一つの家を長持ちさせる為のこだわりについては前記のリフォーム会社(デグチホームズ)で住宅のリフォーム工事をしている時に始まります。
まだ築20年そこそこの家のお風呂場をユニットバスに改修する為、
壁を解体した時に壁内で断熱材(グラスウール)が結露で湿って廻りの柱を腐らせていました。
この事例は他の現場でも残念ながらたくさん見つかりました。

 

一般的に使われているグラスウールという断熱材は、その特性上湿気を帯びると自分で蒸発させる事が出来ず、
周りの柱や土台を腐らせてしまうことがあるのです。

お風呂の改修工事中
壁を壊した後、壁の内部が腐っていたことが分かった

 

「これじゃあ地震の時に家が倒れてしまうかもしれない。どうしたらいいか?」

という疑問から調湿性が高く呼吸する断熱材「セルロースファイバー」を当社は採用しました。

セルロースファイバーは材料の特性上、壁内の湿気はもちろんお部屋の湿気の調整もしてくれ、壁内結露防止になります。

 

ビールジョッキの結露のように目に見える結露は拭けますが、
目に見えない壁内の結露は知らないうちに進行して確実に家を腐らせ、強度を低下させます。
家づくりをされるほとんどの方は30年以上の住宅ローンを組み家を建てられます。
かつて私も自身の家を30年ローンで建てました。でも過去の事例から結露が原因で柱等の腐食などにより、
地震の時倒壊する可能性がある家がある事も事実です。
(事実、阪神淡路大震災で木造住宅が倒壊した原因で多かったのは土台と柱が腐っていた事による強度不足だったとのこと。)

 

「ナチュラルアスカの家」は、
お住まいになるご家族の健康(自然素材)、快適さ(高断熱)、長持ち(呼吸する断熱材)を約束する家を考え、
今まで当社で建てていただいていたお施主様のご意見をお聞きしながら出来た家です。
当社のお施主様の8割以上が子育て世代のご家族であることから、
土地から購入された場合でも無理せず購入できる価格帯に設定されています。

 

もしあなたが「将来に渡ってご家族が安心して暮らし、長持ちする家を無理せず購入したい。」と真剣にお考えであれば、
私は自分が今まで培った知識、技術、経験を駆使しあなたの為に家づくりのお手伝いをさせていただきたいと思います。
また、お会い出来る機会を楽しみにしています。

 

 

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我が家の写真です
左から  息子(高校2年)妻 娘(大学2年)私
娘が学校の旅行に行く為、成田空港まで送ってきた折撮影