ナチュラルアスカの家

富士市津田町の現場の工事の進行状況を書きます。

STORY

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

当社では今、富士市中央町で「性能向上リノベーション」工事をしています。

今日は新築の現場の富士市津田町の現場の工事の進行状況を書きます。

先日までの話ではこの現場まずは既存の古屋を解体させていただきました。
その後、現状の以前の家が建っていた地盤では道路より、低いため道路の高さに合わせて
土地の地盤高さを土を入れて傘上げする工事をしました。

盛土工事中

実は、自分はお客様が今回の家のように建て替えをする場合や、これから土地を買って
家を建てる場合など、必ず確認することがあります。
それは建築士なら必ず行う確認です。

それは、土地の前面道路や隣接しているご近所の土地や、もし河川などがあった場合の
その家を建てる為の土地との高さ関係や方位や広い意味での環境などです。

特に道路との位置や高さ関係はとても重要です。

その土地の近隣や特に建てられてから長い時間が経っている古めの家では、その土地の
特徴などが現れている場合があります。

特に分かりやすいのは、道路からの高さです。

以前、当社のもう家を建てられたオーナー様より、土地探しの際、土地の確認を
してくれないか。とご依頼がありました。

早速、自分がご指摘の土地を確認をした際、最初に気になったのは、近隣の家の
道路からの土地の高さです。

道路から土地の地盤までの高さに決まりはなく、基本的必要に応じて現状からの
土を盛って高くしたり削って低くしたりします。

オーナー様から確認依頼のあった土地の近隣の家は、全ての家が道路からの
土地の高さが高かったです。

低めの家でも道路から50cmぐらい。高い土地は1m近く。

きっと何かこの地域の土地環境に理由があると思い、たまたまですが近くに当社で家を
建てられたオーナー様がいらしたので寄って聞いてみましたらこの地域は古くから
農業用水である水路が大型台風時に水嵩が増え、氾濫することがあるとの事。
その為、近隣の住民の家は皆、嵩上げをしてその水害に備えるとのことです。

当時、そのような事情をオーナー様に伝えましたが、この土地には家を建てたいと
言う事でしたので、当然、当社も分譲地でありましたが、オーナー様の了解を受け
土地境界見切り擁壁高さいっぱいまで土地を嵩上げしました。

ちょっと気になったのは、同じ分譲地内で当社と同じように土地を嵩上げしていた
家もありましたが、道路とほぼ平らに建っている家もありました。
これは家の建築士の判断ですが他社ながら気になりました。

盛土工事後

話を最初に戻しますが、富士市津田の家では現状の土地の高さが低かった事
もありますが近隣に河川もありましたので、多少高めに道路からの地盤の高さを
設定し工事しました。

ちょうど今の時期、秋田県で記録的な豪雨で河川が溢れ、地域で大変な被害が起きています。
あってはいけないことですが、地球温暖化なのか?天候が崩れると酷くなるので、できる限り
の対策は講じていきたいと思います。