ナチュラルアスカの家

子供も大人も一緒に♪ 「絵本」Vol.3

STORY

今日はあいにくの雨…
こんな日だからこそおウチや図書館でゆったりと絵本を読んで過ごしてみるのはいかがでしょうか?
今回ご紹介する絵本は絵本作家の「レオ・レオニ」の作品。
私がまだ幼いころから祖母や叔母から送られていた絵本や図鑑など本の数々。
私が絵本好きになったのはこの叔母達の影響。そのDNAが私にも受け継がれこ子供達にも…
図書館でたくさん借りてきた本を毎日読んでいます。
平日は帰ってきてからバタバタでなかなか親子の時間が取れませんが、読み聞かせをしながら物語の世界を共有できる時間は貴重で至福な時♪
みなさんも絵本の世界感に浸ってみませんか?

■じぶんだけのいろ
作・絵: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎
出版社: 好学社

可哀相なカメレオンは一つの悩みを持っていました。どうして他の動物のように、自分の色がないのだろうか? 行く先々、周りの環境で色が変わってしまう…

かなりいい大人になったカメレオン好きの私に絵本好きの叔母がくれた絵本。
子供達も私のカメレオン好きを知ってか絵を描いてプレゼントしてくれます。
いろいろな色に変えられるがゆえ、自分の色をもつことができないカメレオン…
周囲からみると羨ましがられること。それを個性として受け入れる…
年齢によっても捉え方が変化する絵本。子供の成長につれ感じ方を楽しみたい作品です!

■あおくんときいろちゃん
作・絵: レオ・レオニ
訳: 藤田 圭雄
出版社: 至光社

あおくんはパパとママとおうちに住んでいて、お友達がたくさん。
でも一番の仲良しはきいろちゃんで、きいろちゃんは通りの向こうにパパとママと住んでいます。
ある日あおちゃんのママは、あおちゃんにお留守番を頼んでお買い物に。ところがあおちゃんはきいろちゃんと遊びたくて家を出てしまいます。あちこち探しますがきいろちゃんはいません。
とうとう街角でばったりきいろちゃんと出会いました。あおくんときいろちゃんは嬉しくてくっつき・・・みどりちゃんになってしまいます。

なかなか色紙を切っただけのものを主人公にするなんて発想は思い付きませんよね。
しかも、それにちゃんと命が宿って見えるんです
一緒に遊んだり、泣いたり…人と同じように見えるんです!!
子供が読んだら、もっと生きているように思えるかもしれないですね。

スイミー
小さなかしこいさかなのはなし
作・絵: レオ・レオニ
訳: 谷川 俊太郎
出版社: 好学社

小さな黒い魚スイミーは、広い海で仲間と暮らしていました。ある日、仲間たちが大きな魚にみな食べられてしまいました。一匹だけ残ったスイミーは・・・

沢山の赤い魚の兄弟たちとスイミーが泳ぐ光あふれる、色鮮やかな海の絵のなんて楽しげなこと。
それだけに、兄弟たちがまぐろに食べられた後、色を失ったような海に泳ぐスイミーの孤独が胸に迫ります。
生き生きと描かれた海の仲間たちは、悲しみに沈むスイミーに、それでもやっぱりこの世界は美しくて生きる価値があるのだと教えてくれているように感じました。
「ぼくが、めになろう」という言葉に「かしこいさかな」に成長し、悲しみを乗り越え、仲間とともに生き抜いていこうとする彼の決意を感じて、ちょっぴりウルッときてしまいます。
まだまだ紹介したい絵本がたくさんあります。次回もお楽しみに♬
以前の「絵本」を紹介したブログもチェックしてみてくださいね♪
子供も大人も一緒に♪ 「絵本」
子供も大人も一緒に♪ 「絵本」Vol.2