ナチュラルアスカの家

「家族のだんらんを大切にする家」

DATA


家族構成:大人2人 子ども2人
【建築Data】
1階床面積:75.08㎡(22.66坪)
2階床面積:62.94㎡(19.00坪)
延べ床面積:138.02㎡(41.66坪)

STORY

オーナー様の一番の希望は「リビングと2階に家族が集まれる場所が欲しい。」ということでした。
このときまだ二人のお子様は保育園に通われている頃でしたが、ご家族に最初お会いした印象はとにかく仲が良くて明るい。打ち合わせやプランニングの最中、笑いが絶えることはなかった記憶があります。

1階にはリビングの中にもう一つの和室のリビングを造る発想で、床から一段高くした小上がりに家族がくつげる空間をつくりました。(和室リビングと呼んでおりました。)

間取り的には回遊式という、動線に自由度をもたせ、お子様が帰ってたら玄関ホールから和室リビングの裏を通りダイニングやキッチンへ。お母さんにまず「ただいま」の挨拶からという発想で配置を考えました。

動線的にはそのルートだけにとどまらず、ダイニングからキッチンへ、キッチンからクローゼットへ、クローゼットから洗面所、浴室へと家事動線をほぼL字で直線に統一しています。
このアイデアは当初より奥様からのご発案でした。

1階の全体の配色はアンティーク栗という無垢床材を採用し、壁のホワイトの漆喰と天井の見せ梁のダークブラウン色と合わせ、お部屋全体の配色をいうなれば大正レトロ調に統一しています。

お若いオーナー様がどのような過程でこの配色を選ばれたか?照明器具や家具、カーテンなどのデザイン、色などもそのイメージに合わせ統一しました。

階段はリビングからの階段で、最初の動線の意味からもオーナー様のご要望は一貫されています。

リビングを正面から見た所です。
サイドの家具もご希望を聞き当社で造作家具として造らせていただきました。
やはりダークブラウンの配色とフランス製チェッカーガラスはレトロ調のイメージによくあっています。
畳は琉球風畳を採用、淡い色と市松デザインは、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

この家の撮影中、オーナー様のお子様がいろいろな場所で自分の意志で突然演出をしてくれました。
ご自身の新しい遊び空間を楽しんでくれているのでしょうか?

奥の部屋は和室になっています。
奥様のご実家が遠方ということもあり、たまに遊びに来てくれるご両親用のお泊りの場所にも使われるとのこと。
普段は小さなお子様を寝かしつけたりお着替え場所にも使えそうです。
中にお布団も入る収納を設置してあります。

ダイニング、キッチンを正面から見たところです。
対面式にこだわらず、ダイニングはキッチンのサイドに持ってきました。
キッチン前のカウンターは奥様がお子様の勉強を見たり出来るように造られています。
奥行きを広くしているので簡単な食事の場所としても使えますね。

配色はやはりダークブラウンにカウンター壁のタイルがレトロな雰囲気。
背後の食器棚類もご要望をお聞きし当社でお造りいたしました。
デザインと配置構成はオーナー様よりご提案していただきました。
この色もダークブラウンに統一。

ダイニングから続くキッチンです。開口の向こうはクローゼットになります。
奥様からの発案で食器や保存食品などはダイニングやキッチン背面に収納し、このクローゼットはすぐ横の洗面脱衣室用のお着替えものの収納場所として使われるそうです。

キッチン横のクローゼット。家事作業を効率よく。

キッチン横から続く洗面脱衣室。造作洗面台を現場にて作成しました。
大きさ、カウンターの高さ、タイルデザインなど奥様のご希望が取り入れられています。

玄関ホールです。床はアンティーク栗の無垢材。壁はホワイトの漆喰材。
右の鏡はシューズクロークの入り口になっています。

玄関を反対側から見ました。大容量のシューズクロークが見えています。手摺など家のイメージに合わせて山梨の工房に制作してもらったオリジナルデザインです。

玄関の手洗いはお子様が帰ってきて一番最初に手を洗う場所。デザインタイルがいい感じ。

リビングの裏を通る中廊下です。お子様の絵本や保育園などからのお知らせを貼るスペースになっています。

子供部屋手前のプレイルームです。ここでお休み前の親子の会話をします。

二階から中三階への階段です。下は大きい物用の収納です。

中三階のオーナー様の書斎です。今はお子様に占領されているかもしれませんね。