最初にオーナー様にお会いしたとき、ご夫婦がお若いこともありますが、打ち合わせの受け答えがはつらつとしていてとても清々しい印象を受けました。
そして、当時二歳ぐらいのお子様がお一人いらっしゃって、この子の素振りがかわいくて、当社に打ち合わせに来てくれる日は私の方がウキウキしていた記憶があります。
さて、オーナー様の家づくりのご希望は、和室続きの広めのリビングダイニングです。
キッチンは対面式、そこから和室までお料理をしていても一直線に見通せる。
まだ小さいお子様をいつも目の届く場所から見ていたいという理由でした。
和室はそんなお子様のお昼寝の場所でもあります。
玄関のドアを開けた所です。
正面がリビングダイニングへの扉。左に大容量のシューズクローク兼玄関クローゼットです。
こちらは入口に目隠しの扉付きです。
壁の裏をぐるっと回って上がりますが、この辺りがコートなどを掛けられるクローゼットになっています。
玄関に入って正面にはアール型のニッチ。
お気に入りの季節の小物たちを飾って、お客様を迎えます。
リビングダイニングに入った所です。
広めお部屋が迎えてくれます。左手がキッチン、右手は和室です。
キッチンでお料理をしていても、顔を上げれば和室まで見渡すことができるので小さなお子様の行動を常に見守ることができます。
床はパイン材、壁はホワイトの漆喰で仕上げました。
淡い配色は心を落ち着かせてくれます。
パイン材は柔らかいので、お子様がゴロンとしても安心できます。
キッチンの中の様子です。
奥様のご希望で、シンクからレンジフードまで壁の漆喰と同じ真っ白なカラーで合わせました。
手に取りやすい位置に調味料などを置く小さなニッチを。
勝手口からはお庭に出れるようになっています。二階バルコニーが庇代わりになり、空き缶やゴミの一時置き場としても利用できます。
キッチンの床はクッションフロア。水や油が飛んでもお手入れがしやすいビニール系の床材です。
キッチンから和室の方を見ます。
この写真では分かりづらいですが、和室には将来お子様のためにピアノを置くスペースが確保されています。
当分の主な用途は小さなお子様を寝かしつける場所としてはもちろん、大人もこんな場所があればくつろげますね。
扉の付いた収納には電話やWiFiルーターの通信機器、そしてリビングで使う細々とした小物がしまえます。
入れる物は、過去のオーナー様の例ですと、裁縫道具、カメラ、レシピ本、家族のアルバム、お子様の保育園・幼稚園からのお知らせの束、文房具、貯金箱、お子様の絵本等・・・。
収納は必要な大きさを考えながら造ると安心ですね。
六畳の和室です。
間仕切りドアを閉め切れば個室に、開けばリビングとフラットに繋がります。
洗面脱衣室収納です。
オープン部分にはタオル。ドア付きには下着などを入れます。
洗面台の横のニッチには化粧品などが置けます。
トイレには手洗いを造作として付けました。
子供部屋です。
将来は二部屋に分けられますが、小さいうちは壁をつけず広々と使います。
無垢の床材が素足に気持ちよさそうです。