- 工事場所 富士市岩本
- 1988年築(1986年以降なので新耐震基準)
- ご家族数 2人
- 築年数25年在来工法木造2階建
- 家の大きさ 1階2階 約100㎡ (30坪)
- 工事費 350万円(税込み)
現場の現状とお施主様のご要望
- 古くなったキッチンを交換したい。
- 今は子供たちも独立して夫婦二人のため奥様の家事のしやすさを優先してキッチンの間取り自体を変えたい。
- キッチン、リビング、トイレ、洗面の床をバリアフリーにしたい。
- キッチン、リビングは一番使う部屋なのでサッシュを2重サッシュにして断熱効果を上げたい。断熱効果を上げることで南面のリビングが夏の暑さで室温が上がる事を抑えたい。
まずは現状から
かなり老朽化したキッチン。
夫婦二人では大きなテーブルは必要ない。
ガスではなくIHにしたい。
勝手口に換気口が無いため夏は熱がこもりやすい。
電子レンジなどの調理器具が調理台と離れていて使いづらい。
リビングのサッシュのガラスが単板ガラスで寒い。
キッチンやリビングから廊下に出るドアの下の靴ズリが出っ張っていて
つまづきやすい。昭和の家ではこのような収まりは普通でした。
このような現状がどのように変わるかが楽しみですね。
工事の様子は
キッチンを解体して配管などを直す。
キッチンの一部を土間にして、自家栽培している野菜などの保管場所などに使います。
まだこの写真では分かりづらいですがキッチンを壁付けから独立型のL型キッチンに変更して作業性と収納を増やしました。
キッチン、リビングダイニング、廊下、トイレ、洗面所とバリアフリー(段差をなくす)にしました。
工事前はドア下の沓摺による段差がありました。
まだ工事中ですが沓摺を取りました。
完成は間近です。楽しみですね。
もう一度お施主様の今回の工事に関するご要望を振り返えってみると。
1.古くなったキッチンを交換したい。
2.今は子供たちも独立して夫婦二人のため奥様の家事のしやすさを優先してキッチンの間取り自体を変えたい。
3.キッチン、リビング、トイレ、洗面の床をバリアフリーにしたい。
4.キッチン、リビングは一番使う部屋なのでサッシュを2重サッシュにして断熱効果を上げたい。断熱効果を上げることで南面のリビングが夏の暑さで室温が上がる事を抑えたい。
でした。
もともとの現状は
昭和のキッチンにありがちな壁付タイプ
奥様は常にご家族と背中合わせに料理していました。
工事後です。
壁付きのI型キッチンからL型に変更。
作業スペースを広げ料理に必要な電子レンジやトースター、パン焼き器などを窓側に近づけ手の届く場所に集約しました。
実際の調理用具などをセットすると
工事前のキッチンバックヤード部分です。
工事後です。
実際の調理用具などをセットすると
この部分は以前からお使いの食器棚と冷蔵庫を置きました。
工事前リビングです。
工事後です。
夏の直射の太陽光と冬の熱の外への逃げ出しを緩和するために窓は全て2重サッシュとしました。
生活してから
工事前を別の角度から
工事後です。
生活後は
後、床はキッチン、リビングダイニング、廊下、トイレ、洗面所は全て段差にないバリアフリーにしました。
キッチン、リビングダイニングから廊下へ
ビフォアー
アフター
今回の工事ではこの沓摺を取りました。
古いフローリングの上に新しいフローリングを重ね張りしました。
トイレ、洗面所入口も
ビフォアー
トイレの入口は以前はスリッパをここでトイレ用と履き替える為にワザと5cmぐらいの段差を付けスリッパがぶつからないようにしていました。
ただ最近ではそれよりもバリアフリーにする意味で段差無しにしています。
アフター
後、収納についてのアフターは
食器棚とは別に電子レンジやトースター、パン焼き器などをまとめて置ける造作家具(現場で大工さんが造る家具)を現場の寸法に合わせて造りました。
角度を変えるとゴミ箱置場や調味料入れなども別の造作家具で造りました。
後、勝手口を付けた部分を一部土間にしました。
この場所は、ご主人様が趣味で作っている採れたての土の付いた野菜を仮に置くための場所です。
今回工事も無事完成しました。
又何か家のことでお困りありましたらお知らせください。
お施主様ご夫婦