こんにちは、アスカ工務店の遠藤です。
伊東市の家の基礎工事が完了。
続いて「墨出し」という、基礎の上部に家本体の位置を正確に出す作業をしました。
この作業により、家の構造の一番下の部分である土台の位置を示すことで、家の建築時に歪みなく正確に建てることができるのです。
この伊東市の家は山中の別荘地に建てられており土地が急傾斜地のため、場所によりますが基礎の高さが3mぐらいになっています。
過去に別荘地の建築はしたことがあるものの、今回の工事も地盤調査、工事と時間がかかりました。
基礎の位置出しをしているとき、何か見慣れないものを見つけました。
泡のような、ウレタンのような?
何かなと思い触ってみると、かなり柔らかくて湿っています。
「そうだ、これはモリアオガエルの卵だ」
普段見る機会のあるカエルは、アマガエルやトノサマガエル。
こんなところにモリアオガエルがいたんだなーと思いました。
でも、さてどうしよう?
このまま家を建てると卵は家の下に入ってしまい、孵化しても地上には出られなくなってしまいます。
基礎の下には食べ物がないのでオタマジャクシは死んでしまいます。
そのため、卵は別の場所に移動させることにしました。
近くにあじさいの花があったので、このあじさいの花の枝に移しました。
後日、基礎内の清掃をした際にもうひとつ卵が出てきたので同様に基礎外に移しました。
その時にカエルの親も見つけました。
生んだのはこのカエルかな?
写真を撮らせてもらった後、外に放しました。
近くに小川があったので、元気に泳いでいったと思います。
もういないよね。
もうすぐ、上棟です。
家を建てればモリアオガエルの入る隙間はなくなりますね。