能登半島地震について、新聞の朝刊に気になることが書かれていました。

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こんにちは、アスカ工務店 遠藤です。

 

昨日は、2024年4月1日。
能登半島地震が起きてからちょうど3ヶ月。
現地ではまだまだ復興が進んでいなくて、水が出ずトイレもまともに使えない状態の場所もあるようです。

 

テレビのニュースでも輪島市の朝市通りで被災された方が亡くなられた親類にお花をたむける場面が放送されていました。
早い復興を望むばかりです。

 

2月の終わり、私も能登半島を訪れました。

 

産経新聞の朝刊を読んでいて気になることが書かれていました。

 

能登半島地震の被害についての全容はまだ把握できていないようですが、住宅の損害は7万5千棟以上になるらしく、再建には時間がかかるようです。

 

東日本大震災では20万7千棟の被害。
いずれ来るであろう、静岡県も関係する南海トラフ地震の住宅被害想定数は238万棟、首都直下地震では61万棟になるらしいです。

 

被害額で言えば南海トラフでは最悪220兆円、首都直下地震では95兆円になるらしいです。

 

この内容は日本にとってとんでもない被害です。

 

記事の最後に、その対策としては住宅の耐震化が指摘されていました。
能登半島の木造住宅は、全国の住宅耐震化が87%なのに対し、石川県珠洲市は51%、輪島市は45%らしいです。

 

この数字から見ると能登半島は耐震化が遅れているように思えますが、その地域性や旧耐震の家の多さにもよると思います。

 

旧耐震住宅の耐震化は大地震を想定した場合、必須です。

 

記事の中にありましたが、当社も所属している「日本木造住宅耐震補強事業者協同組合」通称「木耐協」が調査したところによると、住宅の耐震補強工事費の平均は、167万7421円だそうです。

 

当社でも前年度に旧耐震住宅の耐震補強工事を行いましたが、富士宮市の補助金として約100万円程が給付されました。

 

旧耐震の家、昭和56年以前に確認申請をされた住宅は耐震診断・耐震補強工事をできるだけ早い内に考えられた方がいいかもしれません。