こんにちはアスカ工務店遠藤です。
当社では今、富士市中央町で「性能向上リノベーション」工事をしています。
今日は振り返り記事を。
富士中央町の家性能向上リノベーション工事では
よく性能向上リノベーションの話を当社の性能向上リノベーションの構造見学に
来てくれた方から「家の耐震補強工事はどのようにするのですか?」と聞かれることがあります。
その時お話することは、耐震補強工事の順番と現場での補強工事の仕方です。
まずやることは、性能向上リノベーション工事、耐震工事に限らず、その家の耐震診断です。
自分などは「ホームズ君」という耐震診断ソフトの中の文字通り「耐震診断PRO」で
その家の耐震診断を行います。
まずは現状の富士中央町の家の耐震性能は数字で0.93でした。
耐震診断は数字で表されます。基本、評点といって1.0以上が推奨されますが、
この家は少し足りない0.93。
もちろん、性能向上リノベーションでは耐震性能も上げることが目的なので、上げるために
どのように構造的に補強していくかが、重要になります。
そして、この補強計画にはもう一つポイントがあります。
それは、この家の間取り変更です。
性能向上リノベーションとは、工事により耐震性、断熱性、劣化対策など性能向上する
事も大事ですが、この家にこれから住む、ご家族の生活のしやすさに合わせて間取り変更
することも大事なことです。
耐震補強もその変更する間取りに合わせて計画する必要があります。
今回のこのブログでは間取りをどのように変えていくことに関しては先の話ですが
変更した間取りに合わせて、耐震補強計画をし評点を1.53にしました。
最初書いたように、耐震評点は1.0以上が推奨されますが1.53であれば
新築の場合の耐震等級とは少し意味合いが違いますが、耐震性の中でも最も高いレベルであり、
一度大きな地震を受けてもダメージが少なく、地震後も住み続けられ、大きな余震が来ても、
より安全と言われる耐震等級3に匹敵します。
外からの耐震工事では、外壁の全面に「吉野石膏のタイガーEXハイパー」という耐震補強材を
設置していきます。
内部は耐震診断で必要になった柱や梁の補強箇所をボルトや金物で足したり、設置して
強くしていきます。