こんにちはアスカ工務店 遠藤です。
基礎断熱って分かりますか? 3
前回、基礎断熱をする場合の薬剤処理について少し書きました。
基礎断熱をする場合、気密ラインが床ではなく、基礎内部になります。
言い方を変えれば、床から下のコンクリート部分の基礎部分をお部屋内として
考えます。
基礎内がお部屋の環境になると言う事は、空調した場合には基礎内の空気が
床下から上がり、1階以上の生活圏に入ってくると言うことです。
もし、従来に使っているシロアリの薬剤を床下に使えば、薬剤が床下から
お部屋に上がり、それを吸ってしまい健康被害になる恐れがあります。
(天井へのセルロースファーバー充填 当社施工)
その為、基礎断熱の場合の薬剤は「ホウ酸」を使います。
ホウ酸は腎臓のない昆虫類へ駆除方法として「ホウ酸団子」などを使いますが
人への毒性はないそうです。
当社が、断熱材として採用している「セルロースファーバー」でもホウ酸は防虫用として
充填されています。
現場では、ホウ酸散布の職人さんが家の構造の土台、柱(土台から高さ1m程)
床用の構造用合板裏側などにホウ酸を散布します。
ホウ酸を散布した後は、乾燥を確認しながら当社の場合は、基礎の外周部分にウレタン断熱の
ミラフォーム50mmを貼っていきます。