ナチュラルアスカの家

富士市中央町の性能向上リノベの家の解体工事の様子を 書こうと思います。

STORY

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

今日は、少し振り返りですが、富士市中央町の性能向上リノベの家の解体工事の様子を
書こうと思います。

性能向上リノベーションにとって、解体工事はとても大事です。
まずは予算と効果の関係。

今回、この富士中央町リノベの家では、性能向上リノベーションの工程や内容を一般の方たちにも
分かりやすくお伝えするための当社のモデルルームにする予定です。

家の耐震性能は、耐震計画評点1.5以上(新築時、耐震等級3)。
断熱性能は、外皮平均熱貫流率(UA値)基準値0.46以上、断熱等性能等級6以上を目指しています。

その為、前記の性能を出しやすいようにするため、解体工事は基礎、柱、梁、など構造体を残し、
外装の屋根、外壁、内装の内壁、天井などを全て撤去しました。

ここまでの解体のメリットは、耐震工事、断熱工事、気密工事などの家の性能を上げる為の工事が
新築と同様に出来、間取りの変更も出来ることです。

ただ、ここまでやると当然、解体費やそれに伴う廃材の処理費などがかかります。
もちろん、その後のかかる職人さんたちの工事費用や材料費もかかります。

当社の過去の性能向上リノベーション事例の中には、お施主様のご予算に合わせて、壁の部分的補強の
耐震工事や寝室やリビング・ダイニングなど普段よく使われるお部屋だけの区画割断熱工事も行ったこともあります。

これらの工事は、お施主様のご希望とご予算の関係があったので、工事としては可能ですが
もし、中古住宅を買われて、これからご家族が子育て、お子様の成長、老後の生活など
この家で何十年先までお住まいになるのでしたら家の構造体だけを残す、スケルトン工事から
始められることをお薦めします。

家全体を高断熱工事すれば、住んでからの温熱環境が体に負担をかけることなく快適になり、断熱効果による
省エネなどメリットもあり、日々の光熱費なども抑えることが出来ます。

前置きが長かったですが、解体工事に戻ります。

まずは、この家の道路側、現状は玄関ホールの家本体から出ている部分を先に解体します。
今回のプラン提案ではこの部分を解体することにより、駐車場は現状は2台しか車が停められませんでしたが
+2台、合計4台の車が駐車できるようになります。

お部屋のプラン的には、玄関位置も変更して、3LDKが基本になっています。


内部は内壁から剥がしていきます。
壁には厚さ50㎜程度の断熱材が入っていました。こちらも全て撤去します。

2階では天井も落としてました。
1階と同じ断熱材を壁に充填していますが、天井には断熱材は充填されていないですね。
壁の断熱材も上部は隙間空いてるし、20年前はこんな感じの工事だったのでしょうか?

解体工事は、どんどん進んでいきます。
続きは次回になります。