こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日は、前回の続き「富士中央町性能向上リノベーション家」の工事前の家を書きたいと
思います。
前回も書きましたが、この家は1998年平成10年に建てられた家。
まだ、そんなに古くはないですね。空き家になってからも数年と聞いています。
前回はこの家の外観について書きましたので、今回は内部について書きます。
玄関に入ってすぐは、玄関のホールになってますが、襖一枚で和室になっています。
高齢の方が住んでらしたと書きましたが、やはり高齢者好みの和室が
主な部屋になっています。
玄関から入ってすぐ、堀コタツがありこの和室はご家族の憩いのリビングとして使われていたと
思いますが、お客様の接待の場としても使われていたのかとも思います。
住んでらした方とはお会いしてませんが、この家に訪問するとおそらく、お婆さんがいらして
「さあ、遠慮しないで、あがって、あがって」
と言われたかもしれません。
自分も祖母の家にいくと、よく「さあ、あがって」と言われたのを覚えています。
和室のしつらえは、大工さんや建具屋さんが、丁寧に工事して仕上げているようです。
となりのキッチンに入りました。
広めでダイニングキッチンとして使われたようです。
写真では出てませんが、入り口に5㎝程の段差がありゆるい傾斜になってました。
おそらくですが、高齢者用の配慮か、車椅子を使われたのかな?と思います。
床はヒノキ材で仕上げてあります。
和室からの流れで、和風仕上げにしたのかなと思います。
2階に上がりました。
2階も寝室的な部屋は和室になっています。
南面になっているので、昼間は明るい光が入ってきています。
それを障子で遮っているのは、この家を建てた大工さんの配慮かな?と思いました。
隣は広めの洋室です。
こちらはお孫さんとかが、遊びに来た時に泊めたのかな。と思いました。
今回の工事では、前回書きましたが、基礎や躯体など家の構造部分を残しての
スケルトン状態まで、解体しますので今のお部屋の雰囲気は変わります。
この家が完成された際にお住みになるご家族構成の想定は、お子様2人の4人家族。
間取りは3LDKとし、1階に寝室、2階にお2人の子ども部屋とスタディーコーナーを作る予定です。
寝室を1階にしたのは、将来、お子様たちが独立された際、ご夫婦が平屋のように2階に上がらなくても
1階で生活が完結できるようにしました。
次回は解体工事を書いていこうと思います。