ナチュラルアスカの家

富士市五貫島の家

STORY

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

私の自宅から歩いて数分の 「富士市五貫島の家」に行きました。
今、工事の中で耐震上とても大事なポイントがありますのでお知らせします。

それは水平構面で家を地震から支えることです。

後で詳しく書きますが、水平構面は家の構造の1階の床、2階の床、2階の天井部分の強化で地震力に対抗します。
ただ、1階の床はコンクリートの基礎部分ですでに強化されているので主には
2階の床、2階の天井部分ですね。構造用合板で強化します。

2階の床部分

2階の天井部分

    〇赤丸が構造用合板です。

水平構面とは特に大きな地震時が来た時に家が地震力でひねられることを抑制します。

地震が発生すると家は大きく揺らされます。
でもその揺れ方は一定ではなく、縦に揺れたり、横に揺れたり、上下したりします。
阪神淡路大震災のような真下から急激にくるような直下型地震や東日本大震災の
大陸型のように遠くから大きな地震の波がゆっくりくる場合もあり、揺れ方も様々です。

そして、その地震の大きな揺れが家をひねったり、曲げようとしたりして、その力に耐えられなくなると
家は壊れてしまいます。

家はそうならないように筋交いや構造用合板で対抗するのですが、それは主に横から
倒そうとする力に対抗します。

水平構面はその力にも対抗しようとしますが、家をひねろうとする力に効果的に働きます。

そして大事なのはその水平構面を作る位置です。

一般的には1階の床に構造用合板を貼る、2階の床に合板を貼る、です。

このイラストのように2階の床は構造用合板を貼らない場合もあります。

2階の天井部分も合板を貼ると水平構面がかなり強化されます。 (赤丸部分)

上階の2階の天井部分に構造用合板を貼るとかなり効果的です。

外壁にも構造用合板を貼るので家が木で作った箱のようになりとても丈夫です。

当社ではこの2階の天井の梁部分に合板を貼り、大型地震による家のゆがみに対抗しています。
もちろん標準仕様です。

地震はいつ来るか分かりません。
とにかく出来るだけ備えることが大事です。

2階の天井に合板を貼るので大工さんは安全作業もできます。