ご高齢のご夫婦に依頼されて倉庫兼車庫の建て替え工事をしました。

STORY

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

先日ですが近所のご高齢のご夫婦に依頼されて倉庫兼車庫の建て替え工事をしました。

最初、今の倉庫を見に行くとご主人のほぼ手作り。車二台が駐車できる大きさでした。
ご主人が若い時に一人で建てられたようです。
かなり広い空間だったのでよく一人で建てられたなと感心しましたが、長い年月が経っていて
あちこちの木の部分が腐っています。

建て替えを決心したのも去年の台風時期、吹き飛びしないかと奥様は気が気でなかったからです。

今の倉庫の解体はご夫婦の話し合いから始めました。
倉庫の中にはご夫婦の思い出の品がいっぱい入っています。
今はしていないそうですが、ご主人の趣味は瓢箪を加工して、飾り物を作る事らしく、まだ加工前の瓢箪や加工する道具などが
倉庫の中の入れ物にいっぱい入っています。そして、その他小物類なども。

奥様は倉庫を新しくするためにはそれらを処分したくて、私に処分してといいますが、
思い入れが強いご主人は、これは残したい、これはまだ使えるとおっしゃって中々解体工事が進みません。

実はご夫婦のご意見が合わないことは工事の打ち合わせ時に何となく感じていたので、解体する1週間ほど前から
「いる物、いらない物、ご夫婦でよく話し合っておいてね。」と言っておきましたが、
ご主人も解体日に実際に自分のこだわりの物が処分されるとなると気持ちが動くのかな?と思いました。

時間は掛かりましたが何とか仕分けし、まずは解体工事を進めました。
ご主人様の仕分けが終わり解体が始まると、心残りはありそうでしたがホッとした様子にも見えました。

だれでもこだわりの物はありますね。
自分も処分できない本などがたくさんあります。
そんな気持ちを感じながらもご夫婦の会話をほほえましく聞いていました。