こんにちはアスカ工務店遠藤です。
少し前よりライフサイクルコストを考えた家づくりをしようというブログを書いてきました。
これからの家づくりライフサイクルコストはご家族のお金の流れやライフプランにも関係していて
とても大事なことだと思います。
ライフサイクルコストを考える場合、大きく二つのポイントがあります。
一つは家の性能です。
特に断熱性能はお部屋の寒暖の差をなくしたりして、お部屋を快適な環境にするだけでなく
夏は外部からの熱を入りにくくしたり冬は温めたお部屋の暖気を外部へ逃げにくくしたりします。
よって、エアコンなどの室内環境からの負荷を軽減し電気代などの消費を減らし
ライニングコストを減らします。
電気代は日頃、使い続けるものなので性能による電気代の差は何十年という期間の中で
大きな差が生まれてしまいます。
それに電気代は年々値上げする傾向にあります。
これを抑えることはライフサイクルコストを抑えるためにとても重要です。
二つ目は家に使われている素材。特に外部の雨風や紫外線に直接さらされる屋根や外壁に
使われる素材です。
この素材の違いによるメンテナンスの違いについては以前このブログで取り上げました。
今回はその違いによりライフサイクルコストがどれぐらい違うかを書きたいと思います。
まずは屋根をスレート瓦、外壁を窯業系サイディングにした場合。
セメント瓦とはセメントと砂を主原料としたもので、表面処理(塗装)をした瓦です。
基本的に表面の塗料でもっているので塗料が劣化した場合雨などはセメント瓦の内部に浸透していきます。
表面塗装メンテナンスが必須です。
セメント系スレート、瓦が劣化した場合
窯業系サイディングとは主原材料にセメントを用い、繊維質原料を混ぜて高温処理し表面塗装したものです。
セメント瓦と同じで表面塗料の劣化により雨などが浸透してしまうので表面塗装メンテナンスが必須です。
窯業系サイディング建築工事に使われるシェア率は80%です。
窯業系サイディングの劣化した場合
ネットより
ネットより
この屋根材と外壁材を使った場合のライフサイクルコストは?
アップにすると?
となります。
表は中小工務店の全国組織の社団法人JBNの「住まいの健康比較表」を使わしていただきました。
築30年後と50年後でメンテナンス費用は?
30年後 675万円
50年後 1040万円
になりました。
次回は 屋根ガルバリウム鋼板 外壁窯業系サイディングで出してみます。