こんにちは。アスカ工務店中村です。
先日埼玉県さいたま市にある株式会社OKUTAのOKUTA物流センターで外付けブラインドの解説セミナーに行ってきました。
外付けブラインドとは窓の外部に取り付けるブラインドのことで、夏季の日射遮蔽設備のひとつです。
夏はこのブラインドを下げて室外から日射を遮ることで、室内の温度上昇を抑えます。
逆に冬はブラインドを上げて窓からたくさんの日射を取り込みます。
この日差しのコントロールによりエアコンを効率的に稼働することができ、1年を通じて冷暖房費の節約になります。
また今くらいの時期である中間期で昼間は日差しが強いときなどは、日射を遮りながら換気や、風を通し自然を感じることもできます。
パッシブ住宅としてはかなり有効な設備であり、必須アイテムになりつつあります。
この外付けブラインドのように外部から日射を遮るということがパッシブの日射遮蔽のポイントで、室内に付けるブラインドやカーテンも効果はありますが、
日射熱が一度ガラスを通して室内に入ってしまってからの遮蔽となるので外部から遮るのと比べて効果は小さくなります。
「日よけの無い状態の普通ガラスの場合を、エアコン稼働率100%とした時、室内ブラインドではエアコン稼働率は75%、
ブラインド内蔵ガラスではエアコン稼働率は50%となりますが、外付けブラインドはエアコン稼働率は25%まで抑えることができます。
外付けブラインドは太陽光の日差しを窓の外で遮ることで、室内の温度上昇を防ぎエアコンの稼働率を大幅に削減することが出来ます。」 パッシブブラインドHPより
断熱性、気密性を高める重要性は一般的になってきたと思いますが、同時に日射遮蔽をしっかりすることも同じくらい重要です。
静岡は特に夏季の日射が強い地域ですので、こういった外付けブラインドの採用を含め、年間通じて日射コントロールをできるようなデザインを心掛けて提案していきたいと思っています。