住宅性能評価証明書をとるメリットとデメリットとは?

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こんにちはアスカ工務店遠藤です。

今日は先日に引き続き住宅性能評価証明書をとるメリットとデメリットについて書こうと思います。

メリットは?

住宅性能評価書をとるといってもそのメリットがわかりにくいと思いますが、「住宅ローン」や「地震保険」などを
利用する場合は金利優遇されたり、「耐震等級3」を取得した場合、地震保険の割引率は50%が適用されます。
(耐震等級によって割引率が違います。2は30%引き 1は10%引き)

まだ、これから家を建てようとする方には先の話でピンとこないかもしれませんが、将来住宅を売却する場合、
住宅性能評価書を取得していることによって、高い資産評価を得ることができます。

そして万が一売り主と買い主の間に、住宅性能評価書が交付された住宅に関する争いが起こった場合、
住宅専門の紛争機関が間に入り処理を行ってくれます。
申請料を1万円支払うことにより、弁護士などの専門家の調停や仲裁を受けることが可能です。
紛争の簡易かつ迅速な解決が望めます。

じゃあデメリットは?

住宅性能表示制度のデメリットは、一般的には等級を上げることにより、その分建築コストが上がることです。
ただ、これは私からのアドバイスですが、住宅性能評価のすべてを最高得点にする必要はなく
必須項目の「構造の安定」「劣化の軽減」「維持管理・更新への配慮」「温熱環境」を中心に上げておけば
いいかなと思います。

もしその他の項目でも等級を上げたほうがいいかな?と思う場合はもちろん上げたほうがいいですが
その分の費用はかかり、工事費も上がります。

ちなみに当社のナチュラルアスカの家はこの必須項目の「構造の安定」では耐震等級3。
「温熱環境」では断熱等級 等級4。  一次エネルギー消費量等級 等級5。
でいずれも最高等級です。

これは標準仕様なのでコストは上がりません。

この2つの項目をもう少し詳しくいうと

構造の安定

地震・風・積雪に対しての建物の強さを評価します。点数が高いほど、建物の強度が高く、頑丈な家ということです。
またこの項目では建物の強度をチェックできるだけでなく、偽装建築や建築時の設計ミス等も見抜くことが可能です。

温熱環境

暖房や冷房を効率よく行うための断熱対策がとられているか、省エネ効果の高い設備(冷暖房や給湯、照明など)や
太陽光発電などのシステムが備え付けられているかといった点をチェックします。

この二つは家の性能の中の安心感や快適性が一番関わるところなので大事な項目です。

最後にもう一度、住宅性能評価制度のおさらいです。

国から認められた機関が10分野32の項目に関して、住宅の性能を評価する検査。
住宅性能評価は、設計図をもとに診断を行う「設計住宅性能評価」、実地検査をして診断を行う「建設住宅性能評価」の2種類がある。

住宅性能評価の項目

項目は大きく分けて以下の10種類。

①構造の安定

②火災時の安全

③劣化の軽減

④維持管理・更新への配慮

⑤温熱環境

⑥空気環境

⑦光・視環境

⑧音環境

⑨高齢者への配慮

⑩防犯

必須項目は①構造の安定 ③劣化の軽減 ④維持管理・更新への配慮 ⑤温熱環境

住宅性能評価制度のメリット

・住宅の性能を客観的に把握できる(劣化や偽装建築なども見抜くことが可能)

・トラブル時には紛争処理機関を利用できる

・地震保険が優遇される

・住宅ローンが優遇される

・中古物件の売却がしやすくなる(資産価値が上がる可能性もある)

家づくりはご家族の一生の思い出の買い物です。
将来も安心して暮らせるように、家の性能に確かなお墨付きをつけることは
とても大事だと思います。

当社では今月の30日7月の1日と二日間で当社の家の完成現場見学会を開催します。

この家は20代後半のお施主様が自分の家に対する思いや叶えたいことをたくさん詰めた家になっています。
かわいいタイルやリバーロック(川原石)などをキッチンやリビングに貼ったり、外観デザインに凝ったりと
普通じゃなやらない事もしています。

とても楽しい家なのでぜひ見学していただきたいです。

詳しい内容と見学のご予約は