家のプランニング(間取り)の進め方4 聞き取りから1/100縮尺図面提出

STORY

こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日も前回「家のプランニング(間取り)の進め方」についての話を書こうと思います。
前回はこれから家のプランを進めていく方たちに自分たちがどんな家に住んで
生活していきたいかという事を聞き取るという話を書きました。
その際、家を建てたい誰もかが、最初からはっきり
「私はこんな家に住みたいです。」
というような要望が出るとは限りません。
ですから、最初は自分が気になっっている家が載っている雑誌や本、インターネット上の画像などを
集めたりしてもらいながら進めていきます。
そして、それをしながら家の配置のこと、自分たちが生活しやすい生活動線、家事動線などを
聞いていきます。
これらの話は基本的にご夫婦の意見を取り入れて行きますが、結構ご夫婦の意見の違いが
出やすいところでもあります。
夫婦と言っても結婚する前は生まれた環境、育った環境が違いますから
意見が違うのは当然といえば当然です。
ただこれから自分たちが一生住む家を建てるのですからお互いにどうしてもそうありたい所は
主張していただき、そうでないところは譲り合いながら進めていきます。
前置きが長くなりましたが、聞き取りをさせていただき、それを図面化し次回の打ち合わせ時に
提出します。
提出図面
これは平面図といいます。
家の縮尺を1/100にして書いてあります。
家の土地に対する配置や部屋の配置、キッチンやお風呂など生活設備の配置などを書き入れます。

立面図です。
平面図と同じ1/100の縮尺で家を東西南北から見た形が書いてあります。

鳥瞰図です。
読んで字のごとし鳥が空から家を覗き込んだように見ることが出来ます。

外観パースです。
家を立体的にそこにあるように見ることが出来ます。

だいたいこのような図面を最初提出していきます。
でもここで注意していただきたいのは、この図面はあくまでも初回の聞き取りを聞いて
私なりの解釈で書いたものです。
当然、図面の内容は部屋どうしの距離感、生活動線、家事動線、耐震構造など
プロとしての考えを入れてのプランです。
ただ、これがそのまま、実際に住むかたの住みやすさになるかどうかは
別問題です。
それはこれからの打ち合わせと、意見交換により訂正をしていきます。
自分としてもこれがベストとは思っていません。
プラン提出後お客様より意見や感想は?
これは図面提出後、お客様からの要望が図面に書いていただいたもののコピーです。


文章で書いてもらったものです。
赤いXは打ち合わせ時に解決した項目です。



要は何を言いたいのかというと家は建ててから一生、家族の生活の基盤となり
安全にそして安心して住んでいただくものです。
プランも住む方たちと一緒に考えて
自分たちの生活スタイルに合ったものにしてもらいたいと思っています。
又、プランニングについては書いていきます。

お施主様お子様が書いたイラスト