こんにちはアスカ工務店遠藤です。
先週ですが富士宮市粟倉で上棟をしました。
この家はよく見てもらうと分かるのですが、2階の柱の長さが通常より
短くなっています。
ただこのまま一般の構造にしてしまうと天井が低くなり使いづらいので
屋根を支える梁を水平ではなく屋根の形状に合わせて斜めに設置しました。
この梁を登り梁と言います。
赤い丸が登り梁
この工法を採用すると家は平屋風になります。
ただ内部は一般的な住宅というよりロッジ風になり広い吹抜けを併用して
外観のイメージとは違い開放的になります。
(今はその写真がありませんが工事が進めにつれ公開していきます)
この家の工法を採用した理由は、お施主様の希望の家のイメージに合わせた部分もありますが、
今小さなお嬢さんが将来独立した後、ご夫婦だけで生活される場合を想定し無駄な部屋や
将来かかるであろう電気代などのエネルギーコストを抑え、そして建築コストを
抑えるメリットもあります。
ご夫婦が将来お二人で生活することを想定しているので、生活に必要な部屋や
設備などは全て1階に集約させ2階はお嬢さんに部屋と大容量の収納になっています。
ただ、この家には大きな課題があります。
それは家の断熱性能、これは一般の構造の家にも言えることですが大きな吹抜け
があるためこの部分の上下温度差をいかに緩和するかと、2階の熱環境です。
屋根部分はどうしても夏などは外部で高温になるので、この部分の断熱性能が
2階部分の生活環境を大きく影響します。
その為、屋根断熱はかなり強化しましたが、実際はどうかの結果が気になります。
屋根面のトップライトは北側に付け外からの光を入れるためと
換気、特に風通しを考え2個設置しました。
当社の場合上棟式はお施主様と関係する大工さんなどの職人さんや業者などの
顔合わせが主な目的です。
当社で建てる家のすべての家の完成は楽しみですが、この家の完成は
当社の断熱性能のお部屋環境の心地よさを感じる意味でも楽しみです。