九州熊本の震災を見て思うこと

STORY

こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今、九州熊本は大変な大地震に見舞われています。
連日、テレビのニュース報道を見ていますが、倒壊した家や
崖崩れの被害により発表されている被害者だけでも50人近くいらっしゃいます。
亡くなった方や地震の被害に合われて避難を余儀なくされている方たちには
本当に心よりお悔やみとお見舞いを言いたいと思います。
ただ新聞報道を見るにつけ、自分はある経験を思い出します。
それは「長野北部地震」の直後現地に見に行ったことです。
「長野県北部地震、新聞報道に驚いて現地を見に行く」
この地震は2014年の11月に発生しています。
当時、新聞記事を見た自分が、地震の規模の震度6弱の割に被害が大きいと思い
その原因を知りたくて現地の長野県白馬村に行きました。
そして現地に着きいろいろと驚きました。
家の倒壊がひどいということ。
自分は2011年3.11の東日本大震災の後の3.15富士宮地震も経験してますが、
富士宮地震の震度は6強でした。
下の写真で見るような家の倒れ方のようなひどい倒壊はなかったような気がします。
長野北部地震(2014年11月24日現地にて撮影)





でも、新聞報道を見たりしてその原因が分かるような気がしました。
それは、長野の地震の被害地の地下には活断層が走っているということ。
当時の自分のブログにも書きましたが糸魚川-静岡構造線断層帯の北側に
位置する神城断層が「逆断層型」といい、この断層がずれたことにより
地盤が大きく動き、突き上げるようになり家に被害を与えたようです。

新聞記事より

そしてこの断層がずれるというというメカニズムが今回の熊本の地震にも
大きな被害になったようです。
そして、熊本の場合はその断層の規模が九州を縦断していて
それが、地震に誘発されながら次々に続いているようです。
熊本県の断層のズレ(新聞記事より)


長野県北部地震の道路の亀裂(2014年11月24日現地にて撮影)




テレビ報道を見ていて、被災者の方たちが食料を求めて2時間以上も待たされ
一人おにぎり一個と聞いて本当にやるせないです。
時間が立てばだんだん支援も行き届くと思いますが、阪神淡路大震災と東日本大震災を
経験している日本がもっと被災者に行き届く支援が迅速に出来ないものか?と思います。
一刻も早い地震の収束と復興を願ってやみません。
そして、静岡県に住んでいる自分たちは人事では済まされません。
いつ起きるかわからない、東海、東南海地震が気になります。
そして当然ですが、自分たちが建てている家や耐震工事する家への取り組みは
人の命を左右してしまうので重要性を再認識しています。