こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日は昨日の続きです。
昨日は富士宮市淀市の現場で工事している「外張り断熱」についてその
施工意味と必要性について書いていて魔法瓶の話に時間を
使いすぎて中途半端になってしまいました。
もし、このブログを先に読まれているようでしたら昨日のブログを確認していただくと
わかりやすいと思います。
「これからの家に求められる大事な性能とは?」省エネ編1
外張り断熱の施工の意味と必要性をわかりやすい事例がありますの
ご紹介します。(この話は前にもご紹介したので記憶している方も
いると思います。)
まずはこの写真から
冬の寒い日です。
場所は当社の建物なので静岡県富士市特別寒い地域ではありません。
近づくと
外壁に白っぽい部分があります。
よく見ると白っぽい部分は乾いていてその他の部分は濡れています。
濡れている原因は朝露と考えられます。
最初私もこの場面に遭遇した時はびっくりしました。
そしてよくよく考えてこの白っぽい筋のようなものは建物の骨組みと分かりました。
建物の骨組みとは(例)
建物の骨組みとは柱や梁、筋交いなどまさに木造の住宅の構造を構成している
ものです。
ではなぜ、骨組みの部分がまるでレントゲン写真のように白っぽく
見えてしまっているのでしょうか。
結論から言いましょう。
ここから建物の内部の熱が外部に逃げてしまっているからです。
建物内部の熱が外部に逃げているから断熱材がある部分は熱がそこで止まって
朝露で濡れているのにこの部分は建物内部から逃げてきた熱により
乾いて白く見えているのです。
この事象は、今まで理屈として外張断熱の必要性をお客さんたちに説明を
してきた自分としては、実際に自分の会社の建物で実感することが出来て
驚きといっしょに外張り断熱の必要性に確信がもてた事例でした。
今までは確かに家の断熱性能を高めるために外張り断熱は効果的とは
思っていましたが、内心はこの静岡という比較的温暖な地域で必要だろうか?
という疑問も全く無いわけではありませんでした。
ただ、今までお引き渡ししてきた当社のオーナーさんたちから
「冬、暖かくて暖房費がかからないよ。」
「暑い夏の日は涼しく快適。」
などの声により外張り断熱を進めてよかったな。と思っていました。
これからも、この事象を元にお客さんたちに
外張り断熱を進めていこうと思っています。
富士市厚原