あたらしい生活を始めるふたりの未来を描いた家
オーナー様はご結婚前に新居を建てる計画をしました。
ご夫婦としての実生活がないため具体的な家族像や生活を想像しながらのプランニングを少し心配しましたが、ご自分たちの理想とする生活像をしっかりお考えになっていたので何も問題なく計画を進めることができました。
ご夫婦が理想とされていた生活は仲の良い家族団らん。
プランニングの中にもそれは現れています。
リビング、ダイニング、キッチンへは生活導線が短く構成され和室へと繋がっいてキッチンからすべて見渡すことができます。
四畳半の和室は家の中心に位置し普段ゴロンとしたり、お子様を寝かしつけたり、引き戸を閉めてお泊りのお客様にも対応できます。
その他のご要望としては玄関の広めのシューズクローク、クローゼットを兼ねた和室収納、中廊下にある小さく分けた収納場所、二階の納戸、ウォーキングクロゼットなど将来増えていくであろう物を考えて収納場所を設けました。
後、奥様の小さなメイクエリアをウォークインクロゼットの一角に設けました。
お化粧だけなく生活や仕事のことなど一人でゆっくり考える場所としても使われるのかな?
と思いました。
一階リビングダイニングは、床はパイン材、壁は漆喰塗とし全体に淡い色調に統一しています。
ダイニングテーブルの奥には飾り棚を兼ねたパソコンテーブルを造作家具として作りました。
コルクを貼った掲示板はメモ貼りやお子様の保育園や学校のお知らせなどを貼るスペースとしてこれも造作物として工事で造りました。
アメリカ製マービン社の木製窓やオーナー様のカーテンの色使いもうまく内装の色合いにマッチしています。
キッチンはリビングダイニングへ対面式になっています。
奥がタイル貼りになっているニッチはお気に入りの小物を置けそうですね。
対面式のキッチンからダイニングへの程よい距離感を感じます。
他の部屋もそうですが、照明器具はあまり目立たないダウンライトを主照明にしました。
このキッチンも全体を明るくする照明はLEDの棒型の照明器具。手元はLEDダウンライト。
ダイニングはテーブル上はデザイン照明のペンダント器具を付けましたが、他の照明はLEDのダウンライトを箇所個所の必要な明るさに合わせて配置しました。
ダウンライトは明るさは確保しますが目立たないため他のデザイン照明器具やお部屋の内装を引き立てます。
リビングダイニングから和室へそして廊下から玄関につながります。
和室は引き戸を開けてオープンに。閉めて個室になります。
奥には小さな床の間とクローゼットが。
床の間は将来お子様が生まれた時に男の子なら端午の節句の兜を女の子ならお雛様を飾るそうです。
廊下の向こうには玄関のシューズクロークが見えます。
大容量で靴だけでなく、冬はコートなども収納できます。
廊下の右には小さく分けた収納があります。
小物などを効率よく収納できます。
リビングと直結した和室です。ゴロリ出来るし。お子さんのお昼寝タイムに活躍しそう。
玄関入ってすぐのシューズクローク、大容量でコートも置けます。
洗面台は既製品ではなく、現場で造った造作洗面台。右側には収納も設置しました。
オーナー奥様専用の化粧コーナーをクローゼットの中に設置しました。
ご自分の世界に入ってしまいそうな落ち着いた空間です。
寝室です。南面は光と風を入れるために開口しバルコニーに続いています。
西面の窓はに日々と隣の視線を避け横長の窓にしました。でも換気はしっかり取れてます。