三島市沢地完全二世帯の家
高齢になったご両親の古くなった家を建て替えました。
1階の三分の二はご両親が、1階の一部と2階はオーナー様ご夫婦の居住空間です。
1階の内装イメージは和風。2階のイメージは南欧風にオーナー奥様のご趣味を取り入れました。
特にオーナー奥様が気を付けたのは生活導線や家事導線。
朝起きてから洗面、食事、着替え、出勤。
洗濯、物干し、乾いた洗濯物のたたむ場所から収納までの一連の動作を考え効率よくプランニングしています。
室内に使う素材、配色までよく吟味し取り入れました。
リビングダイニングです。
床は無垢材パインの塗装材、壁は漆喰を使いました。
アクセントカラーとして使ったブルーの壁がお部屋に色のメリハリをつけています。
吹き抜けは屋根裏部屋まで続いて、開放感だけではなく可動式木製の窓を開けることにより換気もできるようになっています。
和室から見たリビングダイニングです。
左のドアの奥はウォークインクローゼット。
朝起きてきたらこの和室で、着替え身支度の用意をし、食事、出勤します。
仕事から帰ってきたらここで着替えてくつろぎます。
一日はこの部屋から始まりそして終わります。
子供室は将来間仕切りができるように入り口のドアを二つ付けました。
床は他の部屋と同様パイン材を塗装し、建具もパイン材の塗装、壁は漆喰塗です。
パイン材は木目が荒々しいですが落ち着いた統一感があります。
照明器具はアンティーク調に揃えました。
トイレの棚にもオーナー奥様の試行錯誤を感じます。
トイレットペーパーと予備のトイレットペーパーを置く位置、飾り棚の位置、一つ一つの棚に役割を持たせています。
きっと飾り棚に置きたい小物や雑貨達は決まっているのでしょうね。
リビングから屋根裏への階段方面を見ています。
吹き抜けのガラス窓は屋根裏部屋へ灯りと風を届けます。
洗面台は現場で造られた造作家具です。水ハネを予想して不燃パネルを付けてます。
左は洗濯機置場、洗剤などを置く棚を付けました。
親世代のリビング・ダイニングです。畳は必須ですね。
親世帯の玄関です。座って靴が履けるようにベンチと手摺を付けました。
仲良く並んだ玄関ドアです。壁から直接入れることが出来るポストを設置しました。