「幸齢住宅読本」の話を書こうと思います。

STORY

こんにちはアスカ工務店 遠藤です。

今日は、慶応義塾大学の伊香賀俊治教授が監修してくれた、寒い家が人の
健康に与える良くない影響を書いた「幸齢住宅読本」の話を書こうと思います。

「一番大きな老後の心配、脳の老化や認知症とも関係か」

歳とって、認知症になるのが怖い。やっぱり誰もがそう思ってしまうもの。
食べ物や栄養と認知症予防はかなり、関係しているらしい、日々の楽しみが
減ってくるのも関係しているらしい、などなど。

なるべく認知症にならないための情報には多くに人が敏感ですが、家が温かいか?
寒いかとも関係していると、知っていましたか?

2016年~22017年度に、高知県蓼原町と山口県鳴門町の高齢者150人を対象に、
住まいの温度と認知機能などをみた調査が行われました。

その結果、脳年齢と住まいの温度は予想以上の関係が合ったことが
判明したのです。

脳年齢の検査に用いれられたのは、高性能MRI画像の分析による国際標準の
脳健康指数{BHQ」の点数です。

冬季に昼間の温度が、15℃以上ある家と10℃前後しかない家では、1℃違うと
脳年齢が約2歳、2℃差があると約4歳若い事がわかりました。
温かい家で人生後半を過ごすことが、認知症予防につながる可能性がはっきりと
示された研究結果です。

なぜ、室温の差でこのような違いが生じるのでしょうか。
それは家全体が温かいと身軽に動けるからです。
寒いとこたつに浸って動かない。でも暖かくてこたつのいらない家なら
こまめに動いて家事も積極的にこなすし、ちょっと体操したり
趣味のものを広げたりするものです。

そうやって日々がアクティブになる結果、温かい家に住んでいた人々は
2年後も脳に何の変化も見られなかった一方、居間が15℃以下の人の
脳神経には老化がみられたそうです。

幸齢住宅読本より

やはり寒い家というのは、特に高齢者にはこたえるものですね。
活発な人生を送るためにも、家の断熱リフォームは必要なのかな
と思います。

伊香賀先生と