こんにちはアスカ工務店遠藤です。
当社では今、新築を断熱性能ならHEAT20 G2クラス。耐震性能なら耐震等級3
(許容応力度計算)。気密性能C値0.5前後全棟気密試験実施という高性能住宅を
ご提案させていただいていますが、それと並行してこれからは性能向上リノベーション工事と
して中古住宅を新築並みの性能に近づけていく工事を推進していこうと思っています。
これから以前工事させていただいたオーナー様の工事の内容などを書いていこうと思います。
工事の内容は、家の主に耐震性能、断熱性能、劣化対策などを向上が主な工事もありますが
大規模修繕に値する間取りの変更、劣化した天井、壁、床などの交換、キッチンや洗面台、
トイレなど設備の入れ替えなどのリフォーム工事もあります。
これらの工事は主にオーナー様の家族構成などの変化、使いやすさの向上、生活導線の変化など
主にはご家族の生活や意識などの変化によって、ご予算に応じてご依頼いただいた工事内容になります。
近日、当社ホームページでも公開していきます。
今回は前回の続きです。
耐震性能を上げるための筋かい補強、金物補強になります。
既存住宅の場合、耐震上、あまり強くない家が多いです。
昭和期、平成期は、新築工事でも建築基準法上、耐震に対する強い決まりはなく
壁量計算と言って、地震や台風の力に対して問題ないように耐力壁(たいりょくかべ)の
仕様(厚み、材料、配置など)を設置する計算を2020年にやっと義務化されましたが
まだ、構造計算もされていない家が多くあります。
(当社は新築工事は許容応力度計算に事づく構造計算は標準化してますが)
既存住宅では、まずは現状の耐震強度知るための耐震診断をし、必要な補強箇所に
筋かいを設置し、より強度を上げるために筋かい補強をします。
外壁の下地材に「ハイパーEXボード」を貼りました。
このボードは耐震性、耐火性が高く湿気も通し易いので結露の発生も抑止されます。
これは当社で新築でも採用している外壁付加断熱フォルテボード(ビーズ法ポリスチレンフォーム)
外壁下地材です。
当社の場合、メインの壁内断熱材はセルロースファイバーですが、断熱効果をより上げる為に
付加断熱としてその外側に外壁下地材としてのフォルテボードを貼っています。
当社の新築でも標準採用しているセルロースファイバー断熱材を充填している所とその作業中と充填し終わったところです。
セルロースファイバーは新聞紙のチップ材。断熱性能も高いですが、壁内部の調湿効果があり結露や結露原因
になる湿気対策にもなります。
遮音効果もあり、今回ご依頼のお施主様のお子様もピアノの練習を家でされるようなので、ご近所に気兼ねなく
練習が出来ますね。
セルロースファイバー充填前の天井内です。
充填前と充填後です。約、30cm程、充填します。
熱伝導率は0.038W/m・K
木工事(大工工事)が終了したところです。これから仕上げ工事に入ります。
外張り断熱フォルテボードの上から左官屋さんが、外壁用漆喰材を塗っているところです。
外壁の左官工事が終わり、足場を取り完成です。
全体的に明るい感じに仕上がっています。
平成元年に新築された奥様ご実家が30年以上ぶりに新しく生まれ変わりました。
これからご家族が楽しく長い家族生活を送られると思います。