こんにちはアスカ工務店遠藤です。

沼津市高尾台の家では、土地の微動探査試験を行ないました。

一般的には地盤の調査は「スウェーデン式サウンディング試験」という地盤の調査を行います。

スウェーデン式サウンディング試験

こちらの調査は地面に鉄の棒を機械によって刺していき、その抵抗値や反発力などで
地盤の強さの調査を行います。当社もこの調査を行っています。

この調査により地盤の強さを計り、地盤が家の荷重に耐えそうもない場合は、お施主様に地盤改良を
お勧めし実施します。

この調査はJIOなど「住宅瑕疵担保責任保険協会」の住宅瑕疵保険に入るためにも必修ですし
地盤が弱かった場合などは、地盤改良工事をしないとこの保険にははいれません。

微動探査試験は住宅瑕疵保険とは直接関係なく、実施の義務はありません。

ただ、当社がなぜこの試験を実施するかというと、この試験でわかる特性が家を建てる場合
重要と思ったからです。

先程、一般的に行うスウェーデン式サウンディング試験は地盤の強さを計るといいました。
この微動探査試験では地盤の揺れやすさがわかります。

地盤には土地土地によって揺れが増幅する「増幅特性」と、どのような地震の揺れ方で
土地が大きく揺れるのかという「周期特性」があるらしいです。

地盤には微動という揺れが地震がなくても常に起こっているらしく、設置する機械で、それらの
微動の特性を計ることにより、その土地の地震時の揺れやすさ周期などが分かるそうです。

当社はこの試験を実施るとこにより、試験結果を場合によってはお施主様にアドバイスします。
一応、今の所、全棟実施してますが、お施主様からは試験費用などはいただいていません。

最近では、この微動探査試験では実際に建っている家を試験することにより、家の強さなども
分かるといいます。ということは、この試験では耐震リフォームでも使えそうです。

どんどん、採用して地震に強い家づくりをしていこうと思います。