こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日も少し振り返り記事を。
富士宮市小泉の現場ではこれから家を建てようとする土地の「微動探査試験」をしました。
一般的には家など建物を建てる場合「スウェーデン式サウンディング試験」という試験を行います。
簡単にいうと、この試験方法は鉄の杭を地中に刺していきその抵抗値などで、その土地の強さを計ります。
スウェーデン式サウンディング試験
もちろんこの方法もとても大事な方法で当社もこの「スウェーデン式サウンディング試験」を
やることにより、その土地の強さ。家を建てた場合にしっかりと支えてくれるかを確認します。
もし、試験の結果、地盤が弱ければお施主様にお知らせし「地盤改良工事」を実施します。
そして、この試験のデータにて「地盤保険」に入り万が一の地震の家への影響を担保します。
では「微動探査試験」は、土地の何が分かるかというと、その土地の地震時の揺れやすさです。
地盤にはいろいろな特性があります。
単純にいってしまうと土地は石や砂、シルト、粘土などで構成されていて、その質や量によって
性質が変わるそうです。
そして地震の揺れ方も周期がありユサユサ大きく揺れる大陸型とガタガタ短く揺れる地下直下型
があり、地盤の質と地震の揺れ方によって家に与える影響が違うと言います。
「微動探査試験」は、そんな地盤の性質からくる土地の揺れやすさを計測します。
この試験の結果、今回試験した、この土地は比較的揺れにくく、建物への影響は少ないと出ました。
ただ、家の地震との揺れ方が共振することはあり得るとの事です。
その対策の一つは建物に制振装置を設置すること。
お施主様にご理解いただき、工事に入れさせていただきました。
この「微動探査試験」は「スウェーデン式サウンディング試験」と違い、実施は義務化
されていません。
ただ、家は建ててから30年40年50年以上お施主様ご家族が生活していきます。
自然災害が活発化していきそうなこれからを見越し、当社のお施主様たちがこの家で安心、安全に
住まわれることが出来るよう、その一環として、当社の標準試験としています。
この試験の後、基礎工事をしています。
工事は進み、間もなく上棟(家の骨組を組む)です。
上棟が楽しみですね。