ナチュラルアスカの家

3.11①2

STORY

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

今日は昨日の続きを。

10年前に発生した「東日本大震災」の5年後に縁あって3回訪問した福島県の事を
このブログで書いていますが、毎年の事ですが回想したいと思います。

2016年1月27日

前回書きましたが、この福島行きは設備メーカーのクリナップの工場見学の為の招待でした。
確か一日目はクリナップ工場見学と商品の説明をしてくれたと記憶しています。

二日目は「東日本大震災」のまだまだ傷が癒えない近隣の地域を廻ってくれました。


まずは塩屋崎灯台付近。

灯台にはいきませんでしたが、近くの「美空ひばり記念歌碑」によりその前にある「山六観光」
というお土産屋さんによりました。

もちろんお土産を買う目的もありましたが、ここには津波によるこの地域の被害の写真が展示されていて
いました。確か記憶ですが、この店の店員さんが写真の説明をしてくれました。

店員さんもこの地域の人たちらしく、当時の津波の話を熱っぽく話してくれたことを記憶しています。

このツアーに参加していた人たちも話はもちろん津波被害の写真を真剣に見ていました。

塩屋崎灯台からの帰りのバスで「豊間海岸」を通りながらバスガイドの方が

「今走っている場所の5m下が津波前の地盤です。」

といった解説をしましたが、そう言われて一緒寒気に襲われた記憶があります。
この海岸沿いには当時でもまだ工事中の仮設住宅(アパート)があった事を記憶しています。

その後バスは「いわき・らら・ミュー」というショッピングセンターに行きました。

ここでも震災の展示場所があり、当時の事を詳しく説明していました。
特に印象的だったのは、被害者の方たちの震災から立ち上がる言葉を書いた寄せ書きです。

特に子供たちの物は読んでいて「がんばれ」と応援したくなりました。

当時の子供たちも今は大きくなって二十歳過ぎの子もいると思います。

月日の経つのは早いと言っていいものなのかどうか?

丁度ショッピングセンターの一角に遠くを望むバルコニーがあり、そこから穏やかな海が見えていました。
3.11のあの日、この遠方から牙のような津波が襲ってきたとは想像もできません。