こんにちはアスカ工務店遠藤です。
今日は富士市伝法性能向上リフォームの家の個別断熱の続きです。
この家の場合は築年数が約40年前の昭和54年、当時の断熱材はおそらくグラスウールという綿のような
充填式の断熱材です。かなりの劣化が予想できます。
もしかしたら無断熱かも? 当時の家の決まりは工事していた私が言うのも何ですが建築基準法としての決まりとしても
断熱材はとりあえず入って入ればOKでした。
性能もまばら。劣化していれば断熱性能はないに等しいです。
その為今回の工事では断熱材は新規に充填します。
ただ、一般的には断熱材は家の外壁面に入っています。
でもリフォーム工事として全ての外壁面に断熱材を充填するには内壁や外壁を剥がさなければならず
かなり工事費が高額になります。
その為、工事費を抑える為、そしてより断熱効果を上げるために断熱材を個室、例えばLDK、寝室
など部屋ごとに断熱工事をしました。
赤い線の部分が断熱エリアです。
LDKや寝室など長い時間ご家族がいるであろう箇所を主に断熱します。
洗面脱衣室や浴室、トイレを断熱エリアに入れたのはヒートショック予防です。
冬など暖房された暖かいLDKから少し寒い廊下へそしてトイレや洗面脱衣室や浴室などへ
移動される場合、その温度差により特に高齢の方たちは体が温度変化への対応が大変で体調を
悪くしたり、最悪の場合体調によっては心臓発作などのなる場合があります。
その予防のためにもトイレや一部廊下、洗面脱衣室や浴室なども個別暖房をしました。
LDKの断熱材床部分
LDK天井壁部分
トイレ床断熱
トイレ天井壁断熱
洗面脱衣室床断熱
洗面脱衣室天井壁断熱
寝室床断熱
寝室天井壁断熱
廊下壁断熱
個別断熱はお部屋を断熱材ですっぽり囲みます。
寒暖差が緩和されすごしやすい空間になると思います。