高齢者の方に頼まれご自宅のプチリフォームをしました。

STORY

こんにちはアスカ工務店遠藤です。

高齢者の方に頼まれご自宅のプチリフォームをしました。
リフォームの内容はお風呂をユニットバスに改修とトイレの交換、手洗いの交換です。

お宅に訪問して少し驚いたことは家がかなりの年数が経っていること。
築40年以上は経っているのではないかと推測できます。

外観は典型的な昭和のオウチ。
戦後の昭和20年以降でしょうか?(そこまで古くないかな?)

 タイルの壁のお風呂

 既存手洗い

 既存トイレ

まずはお風呂を見せていただきました。

お風呂は以前一回改装しているという事。
確かに浴槽は周りのタイルとは少し年代が違いそうですが、かなり痛みが激しかったので
改修してから20年近くは経っているかな?と思いました。

浴室の床の作りは昭和に流行ったモザイクタイル。
出来た当時はモザイクタイルがとても濡れて色が映えたのだろうと思います。

ただここで大きな問題が。

おそらく当時のお決まりの寸法だと思いますが、お風呂間口が3尺5寸(1365㎜)なので有効寸法は
やっと1200㎜ぐらいです。そうすると住宅用のユニットバスの既製品の寸法では入りません。
あるとしたらマンションやホテル用のユニットバスです。
お客様にいうと

「自分はこの家に一人暮らし、気にしないからそれでいいよ」

という事でした。

そしてお客様のこの改修工事でのご要望はとにかく工事代を安く抑えてくれないかという事です。
先程の話になりますが、自分はもう高齢だし一人暮らしだからとにかくあまり工事にお金をかけたくない。
今回はお風呂もトイレも洗面台も不具合だから替えるが、なんとか安く工事してもらいたい。

そのご要望にお応えするためお風呂はマンション用のユニットバス、当社で比較的安めに入るトイレと
洗面台を交換することにしました。

そしてもう一つ気をつけたことは、建物にあまり強い負担を掛けないこと。

要するに解体工事や交換工事時に建物の柱や土台など躯体部分に必要以上の力をかけると
内部は見えないので、もし柱や土台が腐っていたり、シロアリ被害にあっていて弱くなっていた場合
建物の強度を下げてしまう事にもなりかねないからです。

ただ、今回幸いにして解体した範囲ではそのような被害はなさそうでした。

お客様の要望もあり、トイレと洗面台は交換するだけで床や壁や天井は既存のままという事になりました。
これも工事費用を抑えたいお客様のご要望です。

既存のタイルのトイレの床がかなり傷んでいたのでそれは直して床はクッションフロアーに張り替えましたが。
(自分としてはできれば新規に壁紙など張り替えて仕上げたかったですが)

ユニットバスは明日工事します。

工事完成後はお客様のこれからの生活が少しでも楽に使いやすくなってくれればと思います。