こんにちはアスカ工務店遠藤です。
昨日の続きです。
玄関のホールのドアを開けると広いリビングダイニングになります。
オーナー様とプランニングの打ち合わせの際、ご兄弟たち家族がよく遊びに来るということで
リビングダイニングを広めにとりました。
反対から見たところです。
最初書いたように丁度テレビ台が置かれている場所の窓は道路に面しているので外からの視線を
意識して高めにそして小さめに設定しました。
ただ、換気は取れるよな横滑り出しという種類の窓を付けました。
このお部屋の素材は天井と壁がホワイトの漆喰、床はパイン材という北欧系の無垢材です。
この素材は当初よりオーナー様奥様のご希望でした。
漆喰とは石灰の仲間で、文字どうり石灰岩を加工して作られます。
調湿効果やお部屋の匂いなどを吸収しホルムアルデヒドなどの化学部室も吸収すると言われています。
パイン材は北欧系の針葉樹です。
寒い場所の木なので自分を寒さから守るために幹の中に気泡(空気)をいっぱい詰めているので
触った感触はヒヤッと感がなく柔らかいです。そして木目も多いです。
ただ柔らかい分だけ、傷などは付きやすくお子さんがおもちゃでガリガリやると傷が付きます。
家に使われる建材はある意味住む方の価値観なので、自分は床の傷はどうもね?
という方は採用しないほうがいいかもしれません。
素材には色々な特徴があります。
パインとは反対にバーチなど傷が付きにくく固い素材もあります。木目も目立ちません。
ナチュラルというよりモダンなイメージです。
いろいろな木の特性を知ってご自分の感性や価値観に合う素材を家に採用したいですね。
ダイニングからキッチンを見ています。
勝手口が奥にあり、外に直接出れます。
後でも書きますが、オーナー様は家庭菜園にも興味があり、お庭で栽培した野菜をこの勝手口から
取り込む予定です。
キッチンでひときは存在感があるのは食器棚です。
これは当社の設計士とオーナー様が打ち合わせをされて造った手作りの食器棚です。
収納の量、位置、高さ、棚類など全てオーナー奥様の希望に合わせて造りました。
全てを家具屋さんに発注すると高額になるので、本体を大工さん、棚や扉などは建具屋さん
塗装は塗装屋さんに依頼し分業しました。
大工さんに本体を造ってもらっているので手作り感があります。
使い込むうちにいい味を出していき家族の歴史を刻んでいきそうです。
キッチンの奥、勝手口の脇に小さなカウンターがあります。
これは先程書いた、オーナー様が家庭菜園に使う、小さなスコップなどの庭道具を置く場所です。
モルタルの床にはまだ土の付いたとれたて野菜を置く予定です。
基本が、住んでからの生活スタイルを想定してのプランニングなので、このような場所にも
反映させていきます。
次回はもう少しリビングダイニングを書こうかと思います。