こんにちは。アスカ工務店の中村です。
先日、「暮らし省エネマイスター」という資格を取得しました。
この資格は家庭生活における省エネルギーを実践、実現したいと考える一般生活者に、的確なアドバイスを行うために始められた制度で、
省エネルギーの住宅をつくることはもちろん、家庭分野の省エネルギーで特に大切な「住み方」「暮らし方」の正しい知識を住まい手に広めていくことを目指しています。
そもそも皆さんは「省エネルギー」という言葉に対してはどういった認識でしょうか?
①電気、ガス、灯油などの二次エネルギー消費量を減らすこと
②電気の消費量を減らすこと
③以上のような「消費量」に注目するのではなく、「光熱費」に注目してそれを減らすこと
④石油、天然ガス、ウランなどの一次エネルギー消費量を減らすこと
一般的な認識は①と③になると思います。
また②の認識を持たれている方も福島原発事故以降のメディアによる「省エネルギー=節電」という報道で増えています。
ここで④の認識を持たれている方は極めて少ないと思われます。
ただ国策としての省エネルギーは④を意味し、国としては最終的に一次エネルギー消費量を減らすために最近よく見聞きする「ゼロエネルギー住宅」「ZEH(ゼッチ)」等の制度を行っています。
家庭のなかではあまりピンとこない「一次エネルギー消費量」を電気やガスなどの「二次エネルギー消費量」、もっと言えば一番なじみのある「光熱費」の話まで変換できれば、一般生活のなかで快適に住まいながら「省エネルギー」を意識し、社会貢献も行えるようになると思います。
スマートハウスやゼロエネルギー住宅という言葉とよく一緒に出てくる建物の断熱性能、気密性能の数値の意味を理解しながら、これからもより快適に楽しく住まう住宅を機械設備だけに頼ることのない「パッシブ住宅」としてご提案できたらと考えています。