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ライフサイクルコスト(LCC)を考えた家づくり

STORY

こんにちはアスカ工務店遠藤です。
ライフサイクルコスト(LCC)を考えた家づくりを考えたいと思います。
まずLCCと聞いて最初に思い浮かぶことはなんですか。
そうです。格安航空券です。
自分も最初そう思いました。
でも違いました。
LCCとは ライフ L サイクル C コスト C の頭文字です。

家づくりを計画した場合、一般的には土地から買う場合は土地探しより、土地がある場合は
プランニングなどから始まり見積、資金計画などをし、着工、完成、お引渡しと進みます。
この進み方はごく一般的な進み方です。
この進み方で一番気になるのは、家が完成までの総額ですね。
当社では家づくりの前段階でライフプランをお薦めしてますが、ライフプランの目的は
家づくりの総額を知り、その総額が住宅ローンの返済が家を建ててからの
生活にどのように影響するか?
将来の子供の教育費、自分たちの老後生活にどのように影響するか?
余裕があるのか?ないのか?を収入、生活費などの出費のデータを入れ
パソコン上でシュミレーションする作業です。

ライフサイクルコスト(LCC)の考えはさらにもう一歩進めての考え方です。

住宅ローンとは別に家を建ててからかかる費用としてそのウエイトを大きく閉めるのは、
光熱費やメンテナンス費などです。
特に光熱費などは例えば月に数万かかったとして年何十万、その家に仮に50年
住んだと考えると生涯の光熱費は¥1000万をゆうに超えてきます。
メンテナンス費用は例えば大きいものとして約10年後に外壁の塗装などの改装、
20年後にやはり外壁の改装、ユニットバスやキッチンなどの設備交換や内装の
壁紙などの貼替え、もしかしたらお子さんが結婚されて同居になったら、
嬉しいことかもしれませんが、間取り変更や、設備機器の追加、増築などが
発生するかもしれません。
それにもし太陽光発電システムなどを採用しいる場合は保証期間が切れてからの
修理や場合によっては交換費用など設置工事費を上回る費用もかかるかもしれません。
それ以外にも管理費として家の中の保証が切れてからの不具合の修理や故障の
修理など。最後に将来、家の解体費用なども発生します。

それ以外には、家には直接関係ないですが、家族の年齢が変わってきてからの
各種保険などの見直し等。
家に関わることだけでも家に住んでからのコストが場合によっては最初の
建設費用以上にかかってきます。
その場合考えたいことはこれら家に住み始めてからの費用をいかに抑えるかを
家を建てる前に考えていきます。
一番抑えやすいのは最初に言ったように光熱費とメンテナンス費用です。
光熱費を抑える為には家のプランを土地の特性、例えば日当たりや風通しに合わせ
なるべく自然のちからを取り込み設計をすることと家の断熱性能を高めることと、
そして使うエコキュートやエアコンなどを省エネタイプの家電品に
していくことです。
これらを全て入れ省エネ設計していくことがライフサイクルコストの省エネ化をはかる事です。
(パッシブデザイン設計)