ナチュラルアスカの家

住宅購入を検討するタイミングこそライフプランを考える時です4

STORY

こんにちはアスカ工務店遠藤です。
住宅購入時は家づくりのためのライフプランを考えるタイミングだという話の
今日は4回めです。
今回も私がいつも「家づくりのためのライフプラン」をお客さんたちに薦めるにあたり
参考にしているファイナンシャルプランナーの話を参考にして書いています。

前回、20歳代後半から40歳台のご家族、いわゆる子育て世代でこれから家を
建てたいという方たちは人生における「5つの時期」に区分してそれぞれの「時期」での
支出を考えて、貯蓄目標や住宅ローンなど家づくりにかかる総額を考える必要がある。
という話をしました。
1)第1財産形成期は前回も言いましたが子供がまだ小さいため教育費などのお金が
 あまりかからないので、この時期に教育費がかかりだす小学校高学年から大学卒業までの
 時期に備えての貯蓄をしていく事が大事だという話をしました。
ここからファイナンシャルプランナーの話
2)教育負担期
子供が大学進学をして卒業するまでの時期です。
ここは支出が増えてしまう時です。
私立や進学塾に通わせるのなら高校入学くらいのタイミングから始まります。
大学は文系か理系もしくは医歯薬系か、また自宅からか下宿して仕送りが必要のか、
などによって、年間数百万円単位で変わってきます。
子供が2人以上いる場合、教育負担期は一番下の子が大学を卒業するまで続きます。
この時期は家計が赤字になることが予想されます。
貯蓄や住宅ローンの繰り上げ返済、車の購入や家族みんなでの旅行などは難しくなるかもしれません。
3)第2財産形成期
教育負担期が終わってから定年するまで、もしくは出向や転職などで勤務先が変わって
収入が大きく下がるまでの時期です。
ここは再び貯蓄を増やすべき時です。
教育負担期に学費や仕送りに消えていた分を貯蓄に回すことが出来るようになります。
子供の結婚もこの時期になる可能性があり、備えておかないといけません。
また退職金がいくらくらいになりそうかはかなり大事な要素です。
50代後半~60代くらいになるこの時期には身体を壊す方も多くなります。
健康に気を配るとともに、生命保険や医療保険の見直しなどもしておいた方が
いいかもしれません。
4)老後前期
定年、もしくは職場が変わって収入が減る時期です。
公的年金がもらえる65歳まで、そして住宅ローンが完済するまでの間、貯蓄を取り崩すことになるかもしれません。
貯蓄が十分にないと家計にとっては厳しい時期になります。
5)老後後期
住宅ローンも終わり、公的年金を受給しながら暮らす時期です。
基本的に、これまでの貯蓄を少しずつ取り崩しながら年金の範囲内で暮らすことになります。
貯蓄の状況をみながら余裕があれば旅行をしたり、家のリフォームやメンテナンスをしたりします。
大きな病気や介護などで大きな支出が必要にならないようにしたいですね。

上の人生における「5つの時期」は自分も含めて誰もが家族をもてば、体感することです。
ただ家を建てても建てなくても、そんな時期なんだよな~。で過ごしています。
でも経済状況によってそれが緩やかだったり厳しかったりします。
そして、今の日本の低成長の景気状況ではまだまだ先は見えないし
この状況がずっと続くと見たほうがいいかもしれません。
どちらかと言うと厳しい状況になると思います。
家づくりはご家族にとって人生最大のイベントの一つで楽しさや
将来への希望も持てますが反面、高額な資金がかかり、進め方次第でこれからの
生活に大きな影響を与えてしまいます。
将来を予測して自分を知り備える「家づくりのためのライフプラン」を家づくりの前に
することはその対策方法の一つだと思います。

次回は実際にライフプランをやられたご家族の具体的な結果の見方を
書こうと思います。